ボランティア・スピリット・アワード

Award Honorees受賞者紹介

Honorees List第24回 文部科学大臣賞・米国ボランティア親善大使とSPIRIT OF COMMUNITY 奨励賞

文部科学大臣賞

- 中学生部門 -

首都圏ブロック
東京都
東京学芸大学附属国際中等教育学校
田淵 羽音さん
性別年齢関係なくヘアドネーションができる世の中になるように、自身でデザインした「ヘアドネーションマーク」を広める活動を実施している。もともとはヘアドネーションについての課題研究をしていたのがきっかけで派生したボランティアだ。去年はクラウドファンディングで資金調達して300個の缶バッジを製作。学校の文化祭で販売し、収益の全額をヘアドネーション団体へ寄付することができた。コロナ禍の今は、感染予防対策で直筆文字の中止、個包装でのマスクの同送、マスクシール付きの「ヘアドネーションマーク」の作成などの工夫をして活動中。

- 高校生部門 -

東海・北陸ブロック
愛知県
海陽中等教育学校
STARCLE
参考書を満足に手に入れることができない子どもが全国にいるという問題を解決するために、STARCLEというサービスを運営している。学校が全寮制のため、高校3年生の卒業時には大学受験用の参考書が毎年1000冊以上廃棄されていた。それを参考書を必要とする人たちにオンラインで届けるという活動で、Webサイトで注文することで学校内の保管庫から状態の良い参考書を200円~300円の配送料のみで全国に届けることができる。参加メンバーも全国規模で、東京のメンバーが在籍している学校に協力を仰ぎ、関東にも保管庫を新設する予定。

米国ボランティア親善大使

北海道・東北ブロック
福島県
福島県立平工業高等学校生徒会
新型コロナの影響で長期間の休校となり、遅れた学習を取り戻すために本校の図書館を有効活用して欲しいという思いから、飛沫防止対策の衝立を製作して図書館に設置。本校以外に地域の中学校にも寄贈した。また、「君が守れば、コロナに勝てる」というスローガンを考案し、横断幕を作って感染防止の啓発活動や校舎内の除菌活動を実施した。ボランティアを行う他校との交流も積極的に行い、愛媛県の高校が間伐材を利用して楽器のカホンを製作していることを知り、本校でも22台のカホンを製作。現在はこのカホンを使った演奏会を企画している。
首都圏ブロック
神奈川県
自修館中等教育学校
加藤 陽菜さん
「このコーヒー、誰が作っているんだろう」と何気なく思って検索したところ、フェアトレードという概念に出会った。そして持続可能な消費という面でSDGsに行きつき、フェアトレード先進国に行けることから応募した国連大使の経験を原点に、“もっとSDGsの普及をしたい”と考え、帰国後は県知事や市長、民間の企業に対してもSDGsや欧州での政策をプレゼンした。イベントではゲームでSDGsを考えるような内容にしたり、小学生にSDGsの授業を行っている。コロナ禍の現在は気候危機を訴えるステッカーやグッズ販売による気候危機への募金を実施中。

SPIRIT OF COMMUNITY 奨励賞

- 中学生部門 -

関西ブロック
滋賀県
大津市立葛川中学校
KCLプロジェクト カルチャークルー
自分の学校は2年前、新入生が一人もいなくなって廃校の危機を迎えた。そこで地域のことを知ってもらい(Know)、来てもらい(Come)、住んでもらう(Live)取り組み、KCLプロジェクトを立ち上げた。主な活動は、豊かな水と森林資源から生まれた土着の文化である「筏(いかだ)流しの再現」だ。林業家の方にスギの伐採をお願いし、森林組合の方には筏流しに適した場所や、筏の組み方などを相談し、遂に筏流しを再現。活動を続けるうちに、いつしか自分が地域の一員であることに気づかされた。これからも筏流しを通して地域の魅力や課題を発信していこうと思っている。
関西ブロック
大阪府
大阪教育大学附属池田中学校
中戸 結子さん
外国籍住民の日本での生活を手助けする活動をしている。コロナ禍で日本に取り残された外国人の不安を少しでも取り除くことを目的に、LINE、Zoom、Skype等を使って日本に滞在経験がある外国人にアンケートを実施し、日常で困ったことを調査。また大阪国際交流センターの職員の方にインタビューし、現状で外国籍の方々からどのような相談が寄せられているかを取材。これらの調査から得た情報をもとに、110番、119番を大きく掲載したり、役立つ翻訳アプリのQRコード、避難する際のピクトグラムなどを掲載した、外国人向けのリーフレットを作成した。
中国・四国ブロック
岡山県
金光学園中学・高等学校
田中 希莉子さん
地域のお年寄りと一緒に、笠岡市の昔の主産業だった「麦稈真田(ばっかんさなだ)」という、麦わら帽子の材料作りの復興・普及活動に取り組んでいる。所属している自然体験教室「旬の会」で麦プロジェクトとして立ち上げ、麦まき、麦ふみ、刈り取りも実施。麦稈真田のワークショップでは、講師の方々は70歳以上なので、小学生が参加する時などは自分が講師と小学生の間に入って、小さい子供にも分かるように話すことを心がけている。麦稈真田はそのままでもストローとして使うことができ、自然からできた麦のストローは土にかえるので環境に優しく安心だと思っている。
九州・沖縄ブロック
沖縄県
多良間村立多良間中学校
ボランティア委員会
生徒会執行部を中心に、希望者を集めたボランティア委員会として活動している。新型コロナの影響でなかなか活動ができないなか、思いついたのが「島の一人暮らし高齢者宅の庭清掃」だ。島ならではの渡航制限や自粛生活で、毎年帰って来るご家族も来ることができず、島は事実上のロックダウンに。そこでご高齢の方々の庭の草木を手入れしたり、ゴミを集めたりすることで、お年寄りだけでなくそのご家族のためにもなるのではと思って活動を始めた。お年寄りが喜んでくれただけでなく、そこを通りかかる地域の方からのお礼にも励まされた。

- 高校生部門 -

北海道・東北ブロック
宮城県
宮城県農業高等学校
岩間 ほのかさん
自分が通う農業高校で飼育している牛は、東日本大震災の津波に襲われても生き残ったことから「奇跡の牛」と呼ばれている。この牛たちから搾った牛乳から新たな商品開発を行って、地域の復興の要にしたいと考えてボランティアを始めた。地域の企業と共同で「もう蜜」というジェラートを開発。地元の素材を生かすことにこだわり、郷土料理の「ずんだ」を使用した。さらにチーズを加えたずんだチーズ味の「もう蜜」が完成。地域で有名になった影響で多くの地元企業と商品開発を行う産学官連携も進み、今では地域活性化の火付け役として貢献している。
北関東・信越ブロック
群馬県
ぐんま国際アカデミー高等部
伊谷野 友里愛さん
「女子高生ヘアドネーション同好会」の代表を務めている。活動内容は全国から頭髪の寄付を募り、小児がんなどで頭髪を失った子どもたちにかつら会社と協力して製作したかつらを無償で提供するというもの。もともとは中学3年生の時に姉が立ち上げた会で、姉に誘われて自分も初期から活動に参加。姉が卒業して自分が代表に就任後は、全国のメンバーをまとめている。多くの方々に支持されて寄付される毛髪も3,000件を超え、運営規模を拡大する必要があると考え、今年9月にはNPO法人「SmilesForChildrenJapan」と名称も体制も改めて活動を継続中。
東海・北陸ブロック
愛知県
中部大学春日丘高等学校
インターアクトクラブ
普段は障害者施設などさまざまな施設を訪問し、コミュニケーションや学習支援、外出支援などを行っている。オリジナルプロジェクトも多数展開し、その一つがIAC(いっぱいのありがとうカンパニー)だ。これは障害者施設などを訪問した際、施設の方々に袋詰めやリーフレット折りなどの作業を行ってもらい、メモ帳などの商品を製作。それを自分たちが地元の企業などに販売し、収益が施設の方々の作業工賃になるという仕組みだ。新型コロナの影響下ではオンライン会議を重ね、プロのデザイナーによるIACのロゴマークを作成。商品の付加価値向上に貢献した。
関西ブロック
和歌山県
和歌山県立熊野高等学校
熊野サポーターズリーダー
平成23年の紀伊半島大水害で被災したことを教訓に生かそうと始められた活動で、2年前に「すべての命を救うプロジェクト」を立ち上げた。町内のAED設置施設の写真撮影やマップ作りと、心臓蘇生術の啓発活動を行った。その時「女子にはAEDが使われにくい」ことを知り、AED使用時に患者の姿が周囲に見えないようにする『AEDハートフルシート』を開発。消防署へのヒアリングを重ねてようやく40個が完成し、AED設置施設への配布活動を実施している。また、コロナ禍の休校中も、自宅で過ごす地域の方々の運動不足解消のための体操をSNSで発信している。
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