ボランティア・スピリット賞

Award Honorees受賞者紹介

Honorees List第20回 文部科学大臣賞・米国ボランティア親善大使とSPIRIT OF COMMUNITY 奨励賞

文部科学大臣賞

北海道・東北ブロック
宮城県
宮城県農業高等学校
金山澤 杏朱さん
東日本大震災で被災した塩害農地に、いつまでも「伸び続ける」という特性を持つ蕎麦を植え、「復興し続ける」という願いを込めた。その際、蕎麦の花が紅白に咲くように2品種植え、空から見ると星形とハート形になる蕎麦アートを制作した。蕎麦収穫後は、仮設住宅で打ち立ての蕎麦を振る舞った。また、ふるさと納税の返礼品として蕎麦打ちツアーを商品化し、納税金は名取市に寄付することとした。自分が学んだ仮設校舎の卒業後の撤去が決まっており、なんらかの足跡を残すために、蕎麦打ちを通したボランティア活動に打ち込んでいる。
首都圏ブロック
東京都
東京都立国際高等学校
鈴木 由里花さん
合唱団に所属し、様々な活動に取り組んでいる。お寺の法要の聖歌隊として、周囲の人を幸せにするために歌を披露するほか、合唱団のミニコンサートも開催。幅広い年齢層の方々が多数訪れ、年配者からは「自分の孫にもこんな活動をしてもらいたい」という高評価を受けた。さらに、池上本門寺の「お会式」の手伝いでは、人員整理や清掃などに取り組んだ。こうした活動を通し、身の回りでできる小さな親切や助け合いこそが、ボランティアの原点だと実感し、地域に密着した活動を続けていくことを決意している。

米国ボランティア親善大使

関西ブロック
兵庫県
相生学院高等学校明石校 創作絵本ベンチプロジェクト
永江 春輝さん
保育園や幼稚園・学校・図書館などで、創作絵本ライブ「ベンチくん、どうしたの?」の読み聞かせを多数行っている。このほか、スピーチ披露に加え、江戸時代からの伝統芸能である皿回しや、書道パフォーマンスを披露することで、地域貢献に努めている。こうした活動が評価され、ボランティア・スピリット賞コミュニティ賞を受賞。さらに活動を広く認知してもらうために、広報部をつくり、朗読ライブ後の様子などをまとめたニュースレターを発行するほか、活動の場を地元だけでなく、他地域まで広げていく活動にも取り組んでいる。
九州ブロック
大分県
大分県立大分上野丘高等学校
小手川 由莉さん
週に1回のペースで病院や老人ホームを訪れ、得意とするピアノ演奏や歌を披露したり、一緒に将棋を指したりするなど、多彩な活動を展開。患者さんや高齢者の方々にできるだけ多くの“非日常”を提供することを心がけている。高校1年生の時に肺がんで亡くなった父の闘病生活を通して、笑顔がいかに大切なものかということを学び、多くの人を楽しませることを決意した。患者さんや高齢者が喜びそうな遊びを考え、一人でシミュレーションするなど万全の準備を整え活動していくうちに、集まる人の数が増え、笑顔の輪も広がっていった。

SPIRIT OF COMMUNITY 奨励賞

北関東・信越ブロック
長野県
長野県下高井農林高等学校
園芸交流クラブ
高齢者の現状を知り、その課題を見つけるため、アンケートや聞き取り調査を実施。その結果を分析したところ、お年寄りが若い頃から親しんできた農作業を、高齢になっても地域の中で行えることが大切だということが判明した。そこで、JAや村役場、地域住民の協力のもと、耕作放棄地だった200㎡の畑を耕し、農業交流が行える環境づくりを整備した。高齢者が農業を続けるためには何が必要かを考え、様々な工夫を施した結果、収穫した野菜を使って、味噌やおやきなどの伝統料理を作る講座が開かれるようになるなど、大きな成果をもたらしている。
首都圏ブロック
東京都
女子聖学院高等学校
川嶋 乃笑さん
学校が支援する「アジアキリスト教教育基金(ACEF)」は、バングラデシュでのスタディーツアーを展開しており、この活動にかかわるため、2016年にメンバーの一員として「ACEFyouth」を発足させた。そこで取り組んだのが本の出版で、テーマは「バングラデシュより50倍の物で溢れる国で暮らして幸せですか?」というもの。過去にスタディーツアーに参加した6人に呼びかけて座談会を開き、その内容と自分の日記で本を構成したところ、「何かに挑戦したくなる」という評価を受け、9月末に刊行された。
東海・北陸ブロック
静岡県
静岡雙葉高等学校
カラフルピース
社会福祉会館を訪問し、弱い立場にある子どもたちの勉強サポートや、悩みごとの相談にのってあげる活動に取り組んでいる。この活動が子どもたちの通う学校へ伝わると、参加人数が少しずつ増え、地道な活動が地域の中で徐々に広がっていくのを実感した。さらに、子どもを送迎する母親たちとも、同じ境遇の者同士として心が通い合い交流が深まった。私たち「一人」の存在は小さな流れにすぎないが、世界中の「一人」が合流すれば、必ず大河になることを信じて活動に打ち込んでいる。
東海・北陸ブロック
愛知県
岡崎市立竜南中学校
竜南いのち守り隊
学区内や地域の資源を回収し、環境保全に貢献したのをはじめ、熊本地震募金や清掃ボランティアなど幅広い活動に取り組んでいる。東北訪問では、2016年で4回目となる「津波被災農地復興支援ボランティア」に参加し、現地の方々との繋がりを強くした。また、地域のサマーコンサートや夏祭りなどでは、子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層の方々と交流を深めた。先輩たちの伝統を受け継ぐことに加え、自分たち独自の企画を実施していく決意を抱いている。
関西ブロック
兵庫県
神戸龍谷高等学校
山本 しずくさん
高校ではジュニア・ボランティア・クラブ(JVC)に所属し、ネパールのための教育支援や災害支援募金活動を展開している。また、生徒会長として、関西生徒会連盟に加盟するなど、対外的な活動にも力を入れた。2016年は1ヶ月間、ネパールでボランティア活動に打ち込み、現状視察をはじめ、教育問題・都市と田舎との格差問題・障がい者施設をそれぞれ視察し、支援場所の訪問を行った。帰国してからは、全校生徒の前で途上国の現状を伝えたり、外部のイベントや大学でスピーカー役としてネパールの現状報告に取り組んでいる。
中国・四国ブロック
香川県
善通寺市立西中学校
善通寺東西中学校ボランティアクラブ
善通寺市の東中学校と西中学校のボランティア部が合同して「ボランティアクラブ」を結成し、2016年は新たな活動として、学校と病院で有効活用されていない土地を再生して「庭づくり」に挑んだ。学校には、みんながほっとでき、気持ちをリフレッシュできる、花と野菜いっぱいの農園「なごみの庭」をつくった。また、病院の6階には屋上庭園「ホスピタルガーデン」をつくり、患者さんたちの癒しの空間として、元気を提供している。
九州ブロック
福岡県
上毛町立上毛中学校
特別支援知的学級
校内では様々なボランティアに取り組んでいるが、特別支援知的学級では、毎日給食の牛乳パックを洗浄して再生トイレットペーパーにする活動を行っている。3年生3人が卒業してしまったので、2015年4月からは1人で引き継いだため、活動に無理が生じてしまった。そこで、校内の「外庭掃除グループ」に相談したところ、雨が降って掃除ができない日は、13人の友達が15分間手伝ってくれるようになり、効率よく作業がはかどるようになった。終業式の日、学校に180個のトイレットペーパーを贈る実績を残すことができた。
九州ブロック
佐賀県
佐賀県立唐津東高等学校
科学部
高校と大学の連携活動をきっかけに、国産初のグレープフルーツ「さがんルビー」と出会い、その果汁を利用した「さがんルビーサイダー」を商品化している。また、商品にできない果実や果皮も、サイダーやリップクリームとして有効活用することに成功した。「さがんルビー」のことを多くの人に知ってもらいたいという一念からスタートした活動は順調に展開し、サイダーは学校の自動販売機をはじめ、地元のレストランや物産館で販売。リップクリームはサイダーと一緒に通販サイトで販売できるようにするなど販路が広がっている。
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