ボランティア・スピリット賞

Award Honorees受賞者紹介

Report of U.S. Award Ceremony2014年 全米表彰式レポート

2014年5月3日~5日まで米国・ワシントンD.C.で開催されたPRUDENTIAL SPIRIT OF COMMUNITY全米表彰式に、第17回米国ボランティア親善大使に選出された森野 宇宙さん(受賞時:横浜市立金沢高等学校2年生)と戸村 峻さん(受賞時:私立広尾学園高等学校3年生)が参加しました。

最も刺激的な時間

日本に帰国しなければならなかった5月6日。飛行機の搭乗まで時間のあった僕は、空港内のカフェでこの5日間を思い返していました。世界中の受賞者と過ごした日々は、あまりにもあっという間の出来事で、僕の今までの人生で最も刺激的な時間でした。
僕は、沢山の受賞者とコミュニケーションを取る中で、全ての受賞者に共通する、ある重要な点に気づきました。それは、みんな何かキッカケがあってボランティア活動を始めている、活動を起こすキッカケは、世の中に溢れているということです。
ある受賞者は、自身が幼少期に児童虐待を受け、里親に引き取られた経験から、児童虐待をなくすための活動をしています。またある中学生の受賞者は、道で物乞いをしているホームレスを見かけてショックを受けたことから、全ての人がお腹いっぱいご飯を食べられるようにと、恵まれない人々に食べ物を届けています。またある女子高校生の受賞者は、父親に売春を強要され苦しんでいる12歳の少女との出会いをキッカケに、活動を始めたといいます。そういえば僕自身も、年齢制限により参加したい活動に参加できなかったことをキッカケに、中高生でもアクションを起こせる場を作りたいと思い、活動を始めたのでした。
社会が多くの問題を抱えている時代。分かれ道は、その問題から目を背けるのか、それとも解決しようと動き出すことができるのか。この2つです。僕は、一人でも多くの人が、後者の道を選んでくれることを期待しています。もし僕が前者の道を選択していたのなら、こんなに多くの人たちから「ありがとう」と言ってもらえることはなかったですし、ましてやこんな素晴らしい経験をすることもできませんでした。
人は、言葉や文化は違っていても、お互いを理解し、分かり合えるということを、全米表彰式に参加して改めて実感しました。今僕は、これから世界中の仲間達とどんな未来を一緒に作っていけるのか、考えただけでもワクワクしています。 森野 宇宙さん(受賞時:横浜市立金沢高等学校2年生)

◆受賞対象となったボランティア活動

海岸清掃のイベントを月1回主催しているほか、難民への食糧支援募金の活動を主催するなど、幅広いボランティアに取組んでいる。活動によっては年齢制限の壁があることから、中高生が中心となってプロジェクトを企画・進行する団体の必要性を痛感し、『中高生ボランティア団体NEXUS』を設立。4人のメンバーで始めたが、2013年8月末には86人の団体へと成長した。これまでアクションを起こしたくても起こせなかった中高生に、活動の場を提供する事が出来た。

一歩踏み出す勇気

ワシントンD.C.での5日間、僕には、アメリカ人の友だちをたくさん作るチャンスが何度もありました。ただ、そのチャンスをすべて活かしきれていませんでした。 その理由は、英語で会話をする自信、特に英語を聞き取る自信がなかったからです。
それ故に、僕は英語を第二言語としている韓国や台湾、インドなどのインターナショナルの大使たちとばかり会話をしていました。それではよくないな、と思っていましたが、なかなか勇気が出ません。
 しかし、最初の2日が過ぎたとき、僕には全部で4日しかチャンスがなく、残された時間が多くないことに気づいたのです。 そこで「あと残り2日だし、もうどうなってもいい、最後に思い出を作ってみよう!」と、少し投げやりな気持ちで、アメリカ人の参加者たちの輪の中に飛び込んでいきました。 すると、「僕はなぜ今までこんなにビクビクしていたのだろう?」と考えさせられるような結果が待っていたのです。 SOCの仲間たちは皆、親切で、僕の滅茶苦茶な英語を聞き取ろうと努力をしてくれたうえ、ゆっくりと、簡単な英語を使って話してくれました。 こうして、今までの不安な気持ちはどこかに吹っ飛び、皆と打ち解けることができました。「せっかくだし、やってみるか」といったような気持ちでも、とにかく動いてみることで、 意外な好結果が得られるということを改めて感じた瞬間でした。
僕は、このアメリカでの旅で、「キッカケ」が何であろうと、とにかく勇気を持って行動することが大事だということを学びました。
もしボランティアをしたいと思っている人がいれば、ボランティアをすることに理由なんて必要ありません。まずは、一歩踏み出してみましょう!それはボランティアだけに限らず、何事にも言えることです!
皆さん、思っているより時間は早く過ぎます!僕は気付いたら大学生になっていました。そうなる前に、何か一歩!いや半歩でも!踏み出す!いや、すり足でも!とにかく動いてみてください!何かしらの出来事が起きると思います!! 戸村 峻さん(受賞時:私立広尾学園高等学校3年生)

◆受賞対象となったボランティア活動

障がい者の支援活動をしているNPOのイベントに参加して、大道芸のパフォーマンスを披露するなど、大道芸を通じたボランティア活動を行っている。ショッピングモールなどでパフォーマンスをして得たお金を交通費などにあて、福島県相馬市を訪れて子供たちを対象に大道芸を披露した。練習と経験を重ね、観客に笑顔を届けるとともに、その笑顔に自分が支えられていることに気づいた。現在も大道芸で資金を集めながら、みんなを笑顔にするために技術を磨いている。

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