ボランティア・スピリット賞

Award Honorees受賞者紹介

Report of U.S. Award Ceremony2013年 全米表彰式レポート

2013年5月4日~5月6日まで米国・ワシントンD.C.で開催されたPrudential Spirit of Community全米表彰式に、第16回米国ボランティア親善大使に選出された城内 香葉さん(受賞時:静岡県立清水東高等学校3年生)と松崎 理恵さん(受賞時:兵庫県立芦屋国際中等教育学校5年生)が参加しました。

活動の範囲を広げ、ボランティアの楽しさを伝えたい

5月3日、全国表彰式で出会った40人の思いを胸に、ワシントンへ旅立ちました。英会話に自信のない私は、アメリカや他の国から集まる受賞者の皆さんたちとコミュニケーションをとれるか不安だらけでしたが、スタッフの方々や理恵さん、そして、にこやかな受賞者の皆さんのおかげで不安はすぐに消えました。
自分なりに活動報告も伝えることができ、情報も交換し合えました。特にお土産で持っていった「折り鶴の飾り物」をあげた人たちが「本当にありがとう!」とすれ違うたびに抱きついて来てくれた時には、照れくさいくらい幸せな気持ちに包まれました。
 全米表彰式のプログラムはどれも私にとって刺激の連続でした。その中でも1番記憶に残ったのは州特別賞表彰式です。100人を超える受賞者たちは、それぞれの素晴らしい活動を認められた喜びで、誰もが晴れ晴れとした顔をしていました。その熱気と迫力で会場はたいへんな盛り上がりでした。時間や人数の関係で、全員の活動を詳しく聞けなかったことが残念でしたが、数人の話を聞いただけでも、アメリカの中高生の行動力や、発想力、活動のスケールの大きさに驚かされました。
 また全米特別賞表彰式では、和やかなムードの中、名前を呼ばれた生徒が、家族や仲間たちと喜びを分かち合っている姿が印象的でした。このアワードのコンセプトでもある「おめでとうではなく、ありがとうを贈りたい。」の言葉通り、受賞者同士が、努力してきたことや喜びを分かち合い、お互いに感謝し、たたえ合う姿に感動し、この場に参加できたことを本当に嬉しく思いました。
私の心に残ったのは、プログラムだけでなく観光中の会話や同じ部屋になったインドから来た彼女との交流もあります。お互いの文化の違いに感心したり、冗談を言って笑いあったりすることで私たちの距離はどんどん近づきました。そして私たちは再会を約束したことで、今回の出会いは、これで終わりではないと感じました。簡単に連絡を取り合える今だからこそ、これからもワシントンでの感動を忘れず、お互いの国での情報や活動を報告しながら、自身のボランティア活動に繋げていけたらと思います。
世界には誰かのためにこんなに頑張っている人がいると思うと、私にももっと出来ることがあるはずだと感じます。アメリカでの経験を無駄にしないために、感じたことを日本のSOCメンバーに発信すること、みんなを引き込めるようにボランティアの楽しさを伝えること、そして自分の活動の範囲を広げていくことを、ワシントンの地で誓いました。城内 香葉さん(受賞時:静岡県立清水東高等学校3年生)

◆受賞対象となったボランティア活動

家族で手作りした年越しそばを地域の施設に届ける活動を8年間続けてきた。中学時代、高校時代と、様々なボランティア活動に取り組んできたが、その中でたくさんのことを学んだ。「継続していくこと」「次につなげていくこと」がボランティアにとって大切なことだと考える。そこで、ボランティアでの経験を作文に書いて伝え、様々なコンクールにも挑戦した。今年、東日本大震災被災地支援の活動に参加して学校祭で発表することで、たくさんの人に向けて情報を届けることができた。

ボランティアは自己成長

「・・・・・・。」
アメリカからの帰途についた空港で、母から全米表彰式のことを聞かれても、私はすぐには何も答えられませんでした。プログラムの一つ一つが楽しくて、出会った一人一人が素晴らしくて、思い出すこと一つ一つが輝いていて、なんと表現したら良いのか分からなかったのです。
印象に残っている言葉が一つあります。SOCのゲストでいらっしゃった俳優兼映画監督ケビン・スペイシーさんの言葉です。彼は「あなたが今までに演じた役の中で一番良かった(満足している)ものは何ですか」と質問された時、こう答えました。
「まだないよ。」
様々な役柄を経験しながらも、満足している役は「まだない」というのです。
それは、もっと自分が成長できる、もっと上に行ける、もっとすごいことができる、と思っているからこその答えだと思います。
この想いはボランティアにも共通することだと思いました。自分が始めたボランティア活動に簡単に満足してはいけない。もっと地域の役に立てる、もっと世界をより良い場所に変えることが出来る、そう信じているからこそ、私は活動できるのだと思います。人間は成長できるのだと思います。
ボランティアを「自己満足」だと解釈する人達がいます。しかし私は、今回のアメリカでの経験を通して、それは間違っていると強く否定できるようになりました。ボランティアとは「自己満足」ではなく「自己成長」であり、コミュニケーションなのです。
「人の役にたちたい」という小さな想いから、ボランティアは始まります。一度人の役にたてると、人はもっと多くの人の役にたちたい…と思うようになるでしょう。知らないうちにボランティアを通して、人は成長していくのです。そしてその結果、より多くの人がボランティアという輪の中に入っていきます。ボランティアを通して人々がつながり、地域、国境を越えて、世界はひとつになるのです。自分ひとりの力で生きていける人間などいません。今まで一度も誰かに助けられたことがない人などいない、そして同時に、今まで一度も誰かを助けたことがない人もいません。人は知らないうちに支え合い、助け合って生きているのです。「ボランティア」とは、人間が無意識におこすそういった行動を指す、ただの言葉なのです。
私は、これからもボランティアを続けて、成長して行きます。
このような素晴らしい経験をありがとうございました。
SOC、最高!!!松崎 理恵さん(受賞時:兵庫県立芦屋国際中等教育学校5年生)

◆受賞対象となったボランティア活動

地域の児童施設や保健センターなどのボランティアに参加。今年からは自分で新しいことを何かしようと考え、自分自身の海外生活での経験を生かした内容のオリジナル紙芝居を考案し、子どもたちに読み聞かせをして広めることをテーマに、昨年一年間活動してきた。子どもたちだけでなく、全校生徒の前でも発表することになり、発表によってたくさんの友達がボランティアに興味を持って、身近に感じてくれたようだった。

Galleryギャラリー

PAGE TOP